ごあいさつ
病院長 田中宏幸
小金井中央病院は、開院から三十五年、地域の皆さまと共に歩んでまいりました。今日まで続けてこられたのは、いつも私たちを支えてくださった皆さまのおかげです。心より感謝申し上げます。
私たちはこれまで、「地域の方々にとって、いちばん身近で安心できる病院でありたい」という思いを大切にしてきました。これからもその気持ちは変わりません。体のこと、心のこと、そしてご家族のことーーどんな小さなことでも、気軽に相談していただける存在でありたいと思っています。
今、医療の世界は大きく変わろうとしています。高齢化が進み、在宅での療養や介護との連携がますます大切になる中で、私たちも「病院の中だけで完結する医療」から「地域全体で支え合う医療」へと歩みを進めています。退院後の生活やご家庭でのケアまでしっかりと見守り、皆さまが安心して毎日を過ごせるようサポートしてまいります。
病気を「治す」ことだけが、医療の役割ではありません。患者さんの「不安を減らすこと」「暮らしを支えること」も、同じように大切な医療だと私たちは考えています。診察のとき、検査のとき、何気ない会話の中でも、皆さまの声にしっかり耳を傾け、気持ちに寄り添うことを忘れずにいたいと思います。
近年は、医療の世界にもAIやデジタル技術が広がっています。小金井中央病院でも新しい技術を積極的に取り入れながら、より安全で質の高い医療を目指しています。けれども、どんなに時代が進んでも、私たちの中心にあるのは「人のぬくもり」です。患者さんと目を合わせ、声をかけ合い、安心を共有できるーーその温かい関係こそが、私たちの医療の原点です。
これからも、地域の皆さまが「ここに来るとほっとする」「この病院があってよかった」と感じてくださる場所であり続けたい。職員一同、心を込めてお一人おひとりの健康と生活を支えてまいります。どうぞこれからも、小金井中央病院をよろしくお願いいたします。